
近年注目されている暗号資産「Pi Network(パイネットワーク)」ですが、その人気とともに、
様々な都市伝説や陰謀論が語られるようになってきました。
この記事では、「本当にありえるの?」という視点から、Piをめぐる噂やポップカルチャーでの言及を紹介していきます。
ロックフェラー財団や秘密組織がPiを支援している?
インターネット上では、「Pi Networkには裏で大きな力が働いているのでは?」という噂が一部で広がっています。
その中でよく名前が出るのが、ロックフェラー財団やロスチャイルド家などの“秘密組織”です。
▸ ロックフェラー・ロスチャイルドとは?
- ロックフェラー家はアメリカの石油王ジョン・D・ロックフェラーに始まる財閥一族で、今も金融・医療・教育分野に強い影響力を持つとされています。
- ロスチャイルド家はヨーロッパの大財閥で、19世紀から国際的な銀行業で知られ、陰謀論ではよく「世界の金融を支配している」と語られます。
実際に、アニメ『ザ・シンプソンズ』の劇中にロックフェラーセンターにある有名な像(アトラス像)に似たオブジェが登場し、それが「Piはロックフェラーの支援を受けている証拠だ!」と話題になったことも。
…とはいえ、これはファンの憶測に過ぎず、根拠はありません。


「ヴィタリック・ブテリンの恩師がPi開発者」説
次に広まったのが、「Ethereum(イーサリアム)の創設者ヴィタリック・ブテリンは、Piの開発者ニコラス・コッカリス博士の生徒だった」という説。
しかし、これは完全に作り話です。
ヴィタリック氏はカナダで教育を受けており、ニコラス博士との師弟関係は確認されていません。

イーロン・マスクは裏で関与してる?
テスラやスペースXで知られるイーロン・マスク氏も都市伝説の常連です。
Piコミュニティでは、こんな噂があります:
- テスラが「Model Pi(パイフォン)」というスマホを出すらしい
- マスク氏の誕生日(6月28日)は「2π(ツーパイ)の日」
- SpaceX創設日は「π(パイ)の日」=3月14日
これらの“偶然の一致”から、「マスクはPiに関わっているのでは?」と話す人もいます。
しかし、これも信頼できる裏付けは一切ありません。単なる符号の一致として受け取るべきでしょう。
『ザ・シンプソンズ』はPiを予言していた?
アメリカの人気アニメ『ザ・シンプソンズ』は、未来を予言する作品としても有名ですよね。ドナルド・トランプの大統領当選など、実際に当たったネタもあるので、「Piも予言されていたのでは?」と考える人が出てくるのも無理はありません。
▸ 話題になったシーン
- 短編映画『最も長い保育園』(2012)
- 天才児ルームのシーンで、「I ❤️ π(アイラブパイ)」のポスター
- 上昇トレンドのチャート、陰陽マーク、黄金の地球儀(アトラス像に似ている)
- シーズン15第19話「正義の味方!?パイマン参上」(2004)
- ホーマーが「πに稲妻マーク」のスーツで登場(Piアプリの稲妻アイコンに似ていると話題)
確かに、Piファンにとっては気になる演出ですが、制作側は数学好きで知られており、これらは数学ジョークや当時の映画(『ライフ・オブ・パイ』など)へのオマージュと考えるのが自然です。
さらに、「シンプソンズがPiの2030年価格を予言した!」という画像もSNSで拡散されましたが、これはコラージュされたフェイク画像で、実際の放送回には登場しません。

『エコノミスト』1988年表紙に現れた「世界通貨」
最後に紹介するのは、1988年の『エコノミスト』誌の表紙。
- 不死鳥が「2018年」と刻まれた金貨を掲げるデザイン
- 金貨には「φ(ファイ)」の記号
このφの記号が「π(パイ)」にも見えるとして、Pi Networkの誕生(2019年3月14日=パイの日)と関連づけられました。
実際には、φは**黄金比(ファイ)**を表す記号であり、Pi Networkとは無関係。ただし、1988年に「世界共通通貨」の到来を予言していたような表紙だったため、「これはPiのことでは!?」という都市伝説が生まれたわけです。
まとめ:夢は見るけど、冷静に見よう
都市伝説や陰謀論はエンタメとして面白い面もありますが、投資や将来性を判断する際は事実ベースが大切です。
Pi Networkに関する憶測が尽きないのは、それだけ多くの人が期待し、注目している証拠とも言えます。
補足ワード
- π(パイ):円周率(約3.14)を表す数学記号
- ファイ(φ):黄金比(1:1.618…)を示すギリシャ文字
- Pi Network:スマホでマイニングできる暗号資産プロジェクト
- 陰謀論:裏で権力者が物事を操っているとする説。信じすぎ注意!